富士フイルム、画質にこだわったミラーレス一眼「FUJIFILM X-Pro1」

 FUJIFILM X-Pro1の特長は画質にこだわった点にある。新開発の1630万画素APS-Cサイズの「X-Trans CMOSセンサー」と「EXRプロセッサーPro」を搭載した。多くのデジタルカメラでは、レンズとセンサの間に「光学ローパスフィルター」と呼ばれるフィルターを挿入し、モアレや偽色の発生を抑えているが、ローパスフィルタは解像感を損なう原因でもある。 FUJIFILM X-Pro1は、粒子が不規則に並ぶ銀塩フィルムの構造からヒントを得て、カラーフィルタを非周期性の高い配列にし、光学ローパスフィルターなしでモアレや偽色の発生を抑えることを可能にしたという。これにより、フルサイズセンサ搭載機に匹敵する高画質をAPS-Cサイズで実現したとしている。 光学ファインダー(OVF)と、144万ドットの液晶パネルを使った電子ビューファインダー(EVF)の2つのファインダーを、撮影の状況や狙いに合わせて自在に切り替える独自の「ハイブリッドビューファインダー」を搭載。液晶モニタは、3.0型RGBWカラーだ。 専用の「フジノンXFレンズ」も画質にこだわったラインアップだ。発売当初は「フジノンレンズ XF18mmF2 R」「フジノンレンズ XF35mmF1.4 R」「フジノンレンズ XF60mmF2.4 R Macro」の3本が用意されている。その理由について、富士フイルム 取締役の樋口武氏は、「高画質を追求するには、単焦点がベストと考えた。高画質なら単焦点に勝るものはない。3本あればかなりのものがフォローできる」とコメントした。今後は、ズームレンズなども検討していることを明らかにした。 ミラーレス一眼の市場について、今後も伸びていくと富士フイルムは見る。「エントリークラスはスマートフォンの影響を受けると思うが、きれいに撮りたいという要求を満たすものとして、レンズ交換式であるなしにかかわらず、高級カメラは増えていくだろう」(富士フイルム 電子映像事業部 商品部長の西村亨氏)。 市場想定価格は、FUJIFILM X-Pro1本体が15万円前後、フジノンレンズ XF18mmF2 R、フジノンレンズ XF35mmF1.4 Rともに5万5000円前後、フジノンレンズ XF60mmF2.4 R Macroは6万円前後となっている。

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